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久しぶりにガッチャマンFを見ました。
やはり、す晴らしいの一言に尽きます。
たとえば、ギャラクター(悪者)に破壊された国際科学技術庁のデータはすべて失われていたのですが、実はちゃんと手がうたれていたというときのナレーション(第38話)。
あらゆるデータをコピーファイルしていた。
昔はこういう言い方をしたのでしょうか。
単に「あらゆるデータをコピーしていた」でいいではないかと思うのですが、「ファイル(書類を綴じ込む)」という作業も強調したかったのか、「コピーファイル」という表現を用いています。
これからはわたしも「コピー」の代わりに「コピーファイル」を使いたいと思います。
そのとき一瞬それを聞いた人は狐につままれたような顔をするでしょうが、それがたまりませんね(笑)
また、同じく第38話の最後のほうではこういうナレーションが入ります。
ギャラタウンへ通じる1つの道は総裁Zのマグマコントロールによって閉ざされた。
地下にあるというギャラクターの本拠地ギャラタウンを発見されないためにギャラクターの総裁Zは、火山のマグマを噴出させてその一つの通路となっている基地をぶっつぶしてしまいます。
そのときの総裁Zの方法が「マグマコントロール」なのですが、こんなものははじめて出てきた言葉で、ありものでもなんでもない。
総裁Zがよく使う技でもありません。
そういう場合は「ギャラタウンへ通じる1つの道は総裁Zがマグマをコントロールし、閉ざされた」とでもするのが一般的だと思うのですが、どうでしょうか。
これを応用して「相手が腹の立つことを言ったので、水をかけてびしょ濡れにしてやった」というところを「相手が腹の立つことを言ったので、ウォーターコントロールでびしょ濡れにしてやった」と言えば楽しいでしょうね。
こんなことばかり想像してほくそ笑んでいるわたしは変態なのかもしれません。
科学忍者隊は大好きなのですが・・・
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ガッチャマンII第27話「南部博士死す!」より
南部博士の美人秘書パンドラ博士は、女の勘によって南部博士がギャラクターに狙われていると察知し、新しい機械を発明した。
パンドラ博士 これはシンレーダーといい、サイキックパワーの探知と制御の装置で、わかりやすくいえば、心霊現象や脳波を増幅してエネルギーに変えるマシンなの
甚平 つまり、遠くであることを考えた人がいるとすると、そのことがこれでわかるわけか
国際科学技術庁に勤める博士なのに、サイキックパワーとか心霊現象とか大真面目に語ってしまうパンドラ博士。
また、シンレーダーという名称もおそらく、「心霊+レーダー」というところから来ている。
苦笑する人もいるだろうが、わたしはこのセンスが大好きだ。
で、すでに同じような装置を作り出したギャラクターは、首領であるゲルサドラの脳波を増幅して脳波怪獣を作り出し、南部博士に襲いかかるのだ。
脳波を増幅したエネルギーである脳波怪獣という発想にはうっとりしてしまう。
ガッチャマンIIのこのお話は、ガッチャマンを見続けていてよかったと思わせてくれる名作である。
名作に蛇足をつけるとこうなる
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ガッチャマンF第23話「魔のメカランド」より。
オールドヘブン市(かっこいい名前!)の住民はギャラクターの催眠波により、催眠状態にされ、街を破壊する。
で、この催眠波の仕組みの説明が素てきなのだ。
国際科学技術庁の技術者が南部長官に言う。
長官、催眠波の解析結果が出ました。これは特殊な電気波動で大脳を刺激して、RNAを変換させ、それに同調するキーウェーブを浴びせて誘導するんです。
素ばらしい!
まず特殊な電気波動っていうのが何なのかさっぱりわからない。
前にも書いたけど、「特殊」というのはガッチャマンではよく使われるキーワードだ。
そしてなぜかRNAを変換してしまう。
詳しくはよくわからないが、RNAは細胞がタンパク質をつくるときに必要な遺伝情報をもった物質か何かだ。
ギャラクターの催眠波は、遺伝情報を書き換え、タンパク質レベルから催眠をかけることができるらしい。
よくは分らないが、マッドな感じがする(ちがってたら教えてください)。
そしてさらによくわからない言葉、RNAに同調する「キーウェーブ」。
そういえば「キーなんとか」という言葉もよく出てくる。
RNAに同調するウェーブって存在するのだろうか。
ということで、今回のガッチャマン科学はとてもマッド性が高く、わたしとしては大満足です。
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ガッチャマンでは、実際の地名に似せた地名がたくさん出てくる。
その地名の命名法にはあまりひねりがなく、それがかえってガッチャマンの魅力となっている(ひねりがありすぎると、実際の地名に似せていないことになってしまうけれども)。
ガッチャマンFの第2話「汚されたオアシス」の冒頭のナレーションでは、そのような地名のオンパレードであり、目まいがするほど幻惑的だったので紹介したいと思う。
エゴボスラーの率いるギャラクターは、本拠地であるサタンホーヘンを起点にわずか2週間でイーロッパのほぼ全土を制圧し、その主要部隊は西はパブリック海峡をわたり、デギリス本土に上陸し、東はポールランドの国境を越えて、首都のオルシャワに迫っていた。そして南はヘルプス山脈を越えてアタリア共和国になだれ込み、そこから別れた別の部隊がアネスト山脈を越えて、アベリア半島に向かっていた。
エゴボスラーというのは悪の組織ギャラクターの首領。
本拠地サタンホーヘンは、どう考えてもドイツ当たりをさしている。
さすがに「ダイツ」とかするのはまずかったのであろう。
さて、一個ずつ検討してみよう。
まず「イーロッパ」というのが素ばらしい。
脳味噌をくすぐられるような快感がはしる。
「パブリック海峡」は地図で確認してみたけど、該当するような地名はなかった。
これは創作かもしれない。
「デギリス」もなかなかよい。
しかし、その直後に出てくる「アタリア」「アベリア」と統一して、「アギリス」としたほうがよかったかもしれない。
ちなみに、ガッチャマンIIでは「ネギリス国」というのが出てきていた。
「ポールランド」は「ポーランド」から、「オルシャワ」は「ワルシャワ」から由来しているのは一目瞭然。
「ヘルプス山脈」もクラクラするような語感だ。
「ヘルペス」を連想させるところに命名巧者ぶりをうかがわせる。
「アネスト山脈」ももとになる地名を発見できなかった。
これも創作の可能性が高い。
どうせなら、「パブリック海峡」を「ダーヴァー海峡」、「アネスト山脈」を「プレネー山脈」としてくれれば完璧だったのにと思う。
地名の話からは離れるが、この回には「高性能爆弾」というのが登場する。
わたしは、この漠然としたネーミングが大好きだ。
ガッチャマンIIでは「特殊」という言葉が濫用されていた
特殊コンピューター、特殊金属、特殊プラスチック、特殊容器……。
何がどう特殊なのか説明せず、これだけですませるところが素てきでたまらない。
名作に蛇足をつけるとこうなる
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ガッチャマンIIにおいて、地点をあらわす表現がよく出てくるが、その表し方がテキトーというか統一されていないのは、魅力的である。
実例を見てもらおう。
まずは、第35話より。
- ベネズラ国上空にメカ鉄獣出現、ポイント3PQ4にゴッドフェニックス待機。
- ポイントH4N3に移動する。
同じ話の中でも数字で始まったり、アルファベットで始まっているところがイカしている。
次は、第39話より。
- 健、ギャラクターの基地を発見した。場所はXA35YD132だ。応援を頼む。
今度は、アルファベットや数字を2つ以上重ねてきた。
複雑感が出て、本格的だ。
次は、第40話より。
- それはS38度N140度の地点、アグリカのコンガル高原最南端だ。
今度は、緯度経度的な表し方。
しかし、通常、S=南、N=北のはずなのだが、それだと意味がわからなくなってしまう。
方角以外の何かをあらわしているのだろう。
ややこしい
次は、第41話より。
- 地底ロケットが飛出した地点は、Xポイント20、SS90だ。
- 20分後にA3ポイントに集合だ。
「ポイント」という言葉が今までは最初に来ていたのに、今度は途中や最後にもってきて新機軸を打ち出した。
しかし、後者はあまりにもシンプル。
前者は総裁Xのセリフ、後者はガッチャマンのセリフなので、ギャラクターと国際科学技術庁では表現法に違いがあるのかもしれない。
最後は、第52話(最終回)より。
- ジュン、ポイント01203、ニューゴッドフェニックス、急行せよ。
最終回にきてなんと数字だけで表してくるとは意表をつく。
しかも、0〜3までの数字でできているところが、テキトーぽくって雰囲気が出ている。
ビバ、ガッチャマンという思いだ
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ガッチャマンII第51話「悲しみのゲルサドラ」より。(ネタバレ注意)
科学忍者隊G2号のジョーはサイボーグである。
エネルギー補給はジョーをサイボーグにしたDr.ラッフェルのもとで行っていたが、Dr.ラッフェルは死んでしまい、ジョーのエネルギーは尽きかけている。
南部博士は何とかしようとするのだが……。
南部博士 わたしはジョーの体力を回復させる方法はないものかと、ジョーの体の細部にわたってしらべた。その結果、ジョーの体内にマイクロスペースボンバーという恐ろしい一種の爆弾が仕掛けられていることがわかった。反物質の微粒子はジョーの体の正物質と反応して爆発するんだ。
ジュン 反物質爆弾……。
(ジョー 俺じゃねぇとXは倒せねぇ。)←回想シーン
健 博士、もしかしてそれは、Dr.ラッフェルがわざとジョーの体に。
南部博士 その通りだ。Dr.ラッフェルは総裁Xを地球に招いた罪の償いとしてジョーをサイボーグ化し、総裁Xと対決させて、滅ぼそうとしたのだ。
ジュン ジョーはそのことを誰にも明かさずに、秘密にしていたのね。かわいそう……。
南部博士 ジョーが総裁Xの前で体に仕掛けてある起爆装置を入れれば、総裁Xに反応し、ジョーの対内にあるカプセルの中で浮かんでいる反物質が不安定となり、大爆発を起こすんだ。
健 すると、総裁Xだけでなく、ジョーの体も木っ端微塵に。
ジュン そそ、そんな……ジョーは人間の心を持ってるわ。ジョーは苦しんでるのよ。何とか助けなくては。
健 博士、ジョーを捜します。ジョーをもう死なすことはできません。
まず、反物質がわからないので調べてみた。
それは物質(上記「正物質」と言われている)と衝突すると、対消滅を起こし、大量のエネルギーを放出する(対消滅がなんなのかはよくわかりません)。
物質、反物質の全質量がすべてエネルギーになるらしいので、とんでもないことになるらしい。
原子爆弾でも質量の3%しかエネルギーにならないというのだから、大爆発どころではないだろう。
上記文中「反物質が不安定となり、大爆発を起こす」というのは少しちがうのではないだろうか。
ところで、こんな大げさな仕掛けで総裁Xを倒そうとしているわりには、実際は健のバードソーサーという小さな投げ道具(円盤形のブーメラン武器)でやられてしまう。
総裁X、弱い……。
やっぱりギャグマンガだ。
※反物質についてはネットで10分くらい調べただけなので間違っている可能性がおおいにあります。
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ガッチャマンII第34話「アマゾンの鉄魔獣」でのナレーションより。
ハイプルトニウム、それはアマゾンの奥深いある場所で総裁Xがひそかに開発させていた新しい宇宙エネルギーである。それは地球上に未だかつてなかったほどの強力なパワーを作り出すエネルギーのはずであった。
ハイプルトニウムという名称から、プルトニウムの親方みたいなものを想像してしまったがどうやら違うようだ。
それは核エネルギーではなく、宇宙エネルギーなのである。
宇宙エネルギーって一体何だ。
宇宙に遍在する波動のようなものだろうか(そんなものがあるのかどうか知らないが……)。
この宇宙エネルギーについての説明はいっさいなかった。
だからまったくわけがわからない。
ちなみに、第11話「争奪! ハイプルニウム600」ではハイプルニウム600という物質が出てくるが、これはプルトニウムの600倍ものエネルギーを作り出すことができる物質で、核エネルギーである。
ナレーション中「はずであった」という妙な言い方をしているのは、ギャラクターが科学忍者隊に攻撃された際、ハイプルトニウムを使用するメカ鉄獣クスカードを実験(試運転)もせずに作動させたため、爆発してしまい、アマゾンのもくずと消えたからである。
しかし、そんな強力なエネルギーならアマゾンの生態系ひいては地球そのものを狂わしそうなものだが、そこらへんはバッサリ無視である。
今回のまとめ
ハイプルトニウムとは、地球上未だかつてなかったほどのパワーを作り出す宇宙エネルギーである。
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ガッチャマンII第32話「G1号 アンデスの愛」より。
アンデスの村で健と竜はギャラクターにより毒物を盛られ倒れてしまう。
次のシーンは、ジョーとジュン、甚平が倒れている竜を発見したときのシーン。
ジュン これはPSD235ね。
甚平 なんだいそりゃあ。
ジュン 脳に激しいショックを起こして、記憶をかき消す作用があるといわれてるわ。
甚平 え? じゃあ、竜は気がついても、おいらたちのこと忘れてるかも。
ジョー ジュン、なんか打つ手はねえのか。
ジュン 毒には毒ね。でも、ここでは記憶中枢を呼びさます化学物質の原料は手にはいらないわ。どうしたらいいのかしら。
竜 う、あああ、ああー。(とうめく)
ジュン そうだわ。もしインカサソリが手にはいれば、そのエキスでもなんとかできるかもしれない。
ジョー インカサソリ? 甚平、おまえは何としてもインカサソリを手に入れろ。ジュンと協力して竜をもとどおり呼びさませ。
ジュン ジョーは?
ジョー 俺は健をさがす。生きていればの話だがな。
すばらしい。かっこいい。
PSD235とはここでは記憶喪失を引き起こす毒物とされている。
PSD235についてネット検索してみたが、何も出てこず。
おそらく適当につくった毒物の名前かと思われる。
さらにインカサソリについてもそんな種類のサソリがいるのかどうかよくわからなかった。
これも適当かもしれない。
こんな法螺を堂々とふけるなんてめまいがするほど素てきだな。
またジュンの「毒には毒ね」というセリフもその場しのぎの理屈という感じがして良い。
このシーンのあと、健はインカサソリに刺されてしまうのだけど、そのおかげで記憶が回復する。
エキスの注入じゃなくて、刺されるだけでも治るのか、そうか。
今回の疑似科学法則
PSD235で記憶喪失になったら、インカサソリのエキスで記憶中枢を呼びさますことができる。
空想科学のカテゴリーでは、物語のなかで適当につくられた科学を取り扱っていきます。
でも、ハードSFとかの難しすぎるやつはわたしの手には負えないので、そこらへんはうやむやにしていきたいです。
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